乙武事件から見えて来る「肉食」の問題点

(出典元、講談社)
ここ最近、「五体不満足」で有名となった乙武洋匡氏のことが世間を騒がせています。
妻子がいるにも関わらず、愛人が何人もいた、それも一人、二人ではなく、何十人もいたということで、ネット上では大バッシングの嵐です。
ところで、このような乙武氏に対して、肉食系などと呼ぶようです。
肉食系とは、恋愛や性行動に対して、能動的、積極的で、果敢に攻めてゆくタイプの人々に付けられた新語です。
対義語が、草食系でその反対の行動パターンという訳です。
ウィキペディアには、「性格や行動様式を肉食動物のうち、他の生物を捕殺するさまに例えて表現される。肉を好んで食べるという意味ではない」などと書かれています。
最初、私はこの肉食系という言葉を聞いた時に、肉を好んで食べる人たちなのではないかと思いました。
肉は、ムラダーラ・チャクラを刺激する
というのも、肉を食べると性欲が昂進するからです。
肉のエキスが、セックス・センターであるムラダーラ・チャクラをダイレクトに刺激します。
また、肉は消化しづらいので、未消化物(アーユル・ヴェーダでいうところのアーマ)となって、それが更にセックス・センターを刺激します。
ですから、肉を食べれば食べるほど、性欲が異常に強まります。
そうすると、当然、性欲を満足させたいという行動に走ります。
異性と性行為に及ぶか、異性がいない場合は自慰という形で性欲を満足させることになるでしょう。
そうすると、特に男性の場合、性エネルギーが失われます。(女性は、丸みを帯びたその身体形状から、男性ほど失われないと言われています)
悟りを目指している人々にとっては、性エネルギーは頭頂にあるサハスラーラ・チャクラに向かって上昇することで、意識の覚醒を促すものですから、性エネルギーの漏出は悟りにとって大きなマイナスとなります。
ですから、性エネルギーを漏らさない為に、つまり禁欲の為に、修行者には菜食が勧められてきました。
精進料理に、肉などが入っていない理由
昔から日本では、悟りを目指す僧侶たちの食事として、精進料理と言われるものがあります。
この精進料理では、ニラ、ニンニク、玉ねぎ、肉はタブーとして知られています。
これらの食べ物はセックス・センターを刺激するものばかりです。
古来から悟りを目指す密教や禅など仏教は、インド由来のものですから、このことは知識として或いは経験上知られていたのでしょう。
男性は、女性と違って、排卵などの生理現象がないので、性欲を昂進する食べ物やマインドの中での性的なイメージ、女性のセクシーな写真などの外的な情報が入らなければ、基本的に性欲は沸かないのです。
以前の記事にも書きましたが、私が、TM瞑想を始めた1977年から14年位、無理なく自然な形で禁欲が出来たのはその為です。
現在は、性欲が沸いても一瞬にして、セックス・センターを刺激しているエネルギーが、頭頂に上昇して至福意識に変換されるので、性欲に煩わされることはありません。
ですから、瞑想やヨーガ、ディクシャなどで、ある程度意識が覚醒している人々にとっては、ニラやニンニクなどの刺激物、或いは性行為それ自体が、意識覚醒に役立つ場合があります。(とは言え、性行為にあっても、性エネルギーは当然漏らしてはいけません)
乙武氏は、菜食の実践を
乙武氏の話に戻りますと、おそらく、世間の人々が普通に肉を食べるように、この方も肉を食べていたものと思われます。
そうしますと、前述の通り、普通に性欲が沸いてきます。
ところが彼は、世の男性たちが行うような形で、性欲が処理できません。
奥さんがいるようですが、乙武氏の世話で大変疲れていたと聞きます。
おそらく、自分に代わって他の女性に面倒を見てもらいたいという欲求から、乙武氏の奔放な行動を黙認していたのではないかと思われます。
ということで、乙武氏が今後、穏やかな生活を送りたいのであれば、肉は出来るだけ控えた方が良いでしょう。
肉食が引き起こす多くの問題
その他、肉食には様々な問題があります。
動物の殺生により、ネガティブ・カルマが生じます。
その殺生により、子孫などに、障害などの問題が生じる可能性があります。
本人に対しては、当然、肉食による健康問題です。
その辺検証してみましょう。

(出典、「家計の時間」より)

(出典、「家計の時間」より)
日本人の死亡率の中に占めるガンの割合は、3割弱です。
統計を取り始めた戦後すぐの頃から右肩上がりで上昇の一途です。
<悪性新生物の主な部位別死亡率(人口10万対)の年次推移>


(出典、「家計の時間」より)
大腸ガン、女性の場合第1位、男性3位
部位別では、男性の場合は、第1位肺ガン、2位胃ガン、3位大腸ガンと続き、女性の場合は、大腸ガンが第1位、2位肺ガン、3位胃ガン、4位乳ガンと続いて行きます。
男女ともに、大腸ガンと肺ガンが急激な上昇を見せています。
肺がんに関しては、「がん対策推進企業アクション事務局のデータによると、たばこが原因の肺がんは男性で70%、女性で20%。
20歳未満で喫煙を開始した人は、吸わない人の約6倍も肺ガンによる死亡率が高いことが分かっている」とのことです。(上グラフ出典元「家計の時間」記事より)
肉食と関係のあるのは、この近年増え続ける大腸ガンです。
以下の記事で、明らかに肉食が大腸ガンを増加させていることが分かります。
(以下、転載)
肉を食べると危険!大腸ガンリスク増との研究結果
http://biz-journal.jp/2015/10/post_12118.html
国立がん研究センターの発表によると、今、日本人でガンに罹患する人が最も多いのは大腸ガン。
男女合わせて約13万人に上ります。
これだけ多くなったのは、肉中心の食事をしてきた世代が50代になったからだ、と考えられています。
和食が世界遺産となったにもかかわらず、当の日本の家庭では「肉・肉・野菜・肉・肉」といったアメリカ的食事が大手を振ってまかり通っているのです。
この食事を改めることで、大腸ガンは減らせるはず。
それを裏付ける研究発表が行われているのです。
4月28日、米国ピッツバーグ大学医学部のほか、英国、フィンランド、南アフリカ、オランダの国際研究グループが、オンライン科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」にある研究結果を発表しました。
南アフリカの農村地域では、大腸ガンの発生率は1万人あたり5人未満。
一方、アフリカ系米国人は1万人あたり65人にも上ります。
その原因は食事にあると考え、そこにスポットを当てたのです。
研究グループは南アフリカの農村地域の住民とアフリカ系米国人それぞれ20人(50~65歳)ずつに協力してもらい、施設に宿泊して食事のパターンを逆にしたのです。
南アフリカの農村地域の人々には低繊維、高たんぱく、高動物性脂肪の食事を食してもらう一方、アフリカ系米国人には高繊維で低たんぱく質の食事を食してもらったのです。
そして、前後で便と共に大腸内視鏡で腸の中を調べました。
すると、わずか2週間にもかかわらず、米国人は腸内の炎症レベルが低下し、何よりガンのリスクと大いに関係がある化学物質が低下。
となると、気になるのは南アフリカの農村地域の人々の変化。
予想通り、ガンに関係する計測値が明らかに増加したのです。
わずか2週間でこの結果が出たのです。
高繊維で低たんぱく質の食事をこのまま続けると、明らかに大腸ガンの減少に結びつくと思われます。
50代に突入したアメリカ的食事をしてきた日本人も、今からでも遅くはない。
すぐにかつての和食文化を思い出して、各家庭がそれを実行すると大腸ガンは確実に減らせるはずです。
このような信頼度の高い研究報告がなされたのですから、厚労省はもっと積極的に食事の見直しを提案すべきでしょう。
このままいくと大腸ガンで亡くなる人々が右肩上がりになることが予想されます。
大腸内視鏡検査も当然大事ですが、まずは食事の見直しではないでしょうか。
これを勧めると確実に大腸ガンの罹患者、そして死亡者を減らせると共に、生活習慣病も減少に向かうことでしょう。
(文=松井宏夫/医学ジャーナリスト)
(以上、転載終わり)
菜食は、ガンのリスクを大幅に減らす
これ以外にも、肉食とガンの関係性を示す、米国で行われた大規模な疫学調査結果があります。
一般的な食事をしている平均的な米国人と、菜食中心のセブンス・デイ・アドベンチスト(略称、SDA)のグループを比較したものです。
一般的な食事をしている平均的な米国人は、牛肉や鶏肉を週に7回以上食べています。
一方、SDAの人々は、穀物、野菜、果実、ナッツ類が中心で、肉を週に数回食べている人々も含まれています。

(出典元、船瀬俊介著「早く肉をやめないか?」三五館より)
この調査に協力したSDAの人々は、3万5460人という大人数で、期間も7年間という長期間でした。(疫学調査では、調査対象人数が多い程、また期間が長い程、正確な信頼できる数値が得られると言われています)
そこで、得られたデータが以下の通りです。

(出典元、船瀬俊介著「早く肉をやめないか?」三五館より)
一般の米国人を100として、SDAの人々のガン死亡率は、記載されているガン全てにおいて、少ないことが分かります。
SDAの人々は、ノンスモーカーということで、10%です。
たばこがいかに肺ガンリスクとなっていることが分かります。(ちなみに、上江洲先生によると、喫煙者のオーラは真っ黒だそうです。)
全がんの平均は、53%で、一般の米国人の約半分です。
次のグラフは、37か国の食事を分析して、食事と腸がんの「相関関係」を調べたものです。

(出典元、船瀬俊介著「早く肉をやめないか?」三五館より)
プラス1に近いほど「相関関係」は強く、逆にマイナス1に近いほど「相関関係は弱い」ことを示しています。
これで見ると、食肉性脂肪や食肉性たんぱく質、食肉性カロリーなど、肉食が明らかに腸ガンと高い関連性を示しています。
一方、植物性たんぱく質や植物性カロリー(炭水化物など)は、むしろ腸ガンを減らす方向で働いていることが分かります。
この植物性たんぱく質は、ごまやアーモンド等のナッツ類、大豆製品などに多く含まれていますね。
100グラム当たり、最も含まれているのがきな粉で、35グラム含まれているとのことです。
他にも、菜食によって、糖尿病リスクや心臓病リスクが、大幅に減るなどの調査結果がありますが、その辺りはまた改めて。
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