不労所得は不幸を招く?ニーム・カロリ・ババ他ヒマラヤ聖者の教え

宝くじなど不労所得は不幸を招く!?

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 近年稀に見る面白い本「ヒマラヤ聖者とともに」

昨年、所用で関西を訪ねた時に、小さな書店に置いてあったスワミ・ラーマの書いた「ヒマラヤ聖者とともに」という本を何気にとってページをめくって見ると、これが目茶苦茶面白く、迷わず購入して一気に読みました。

30年以上前に出版されたパラマハンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」を彷彿させる内容で、ヒマラヤだけでなく、様々なインドの聖者たち、それも世界的に有名な伝説の聖者たちとの邂逅、そしてそれに纏わるエピソードが数多く紹介されています。

例えば、ガンジー、タゴール、ラマナ・マハリシ、アナンダマイ・マー、シュリ・オーロビンド、ニーム・カロリ・ババ等々。

そしてなんとTM瞑想創始者のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのグルだったシュリ・スワミ・ブラフマナンダ・サラスワティ(以下、通称である「グル・デヴァ」)にも会っているのです。

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(写真はシャンカラチャリア時代のグル・デヴァ、Dawn of the Age of Enlightment より)

しかもそれは、グル・デヴが北のシャンカラチャリア(8世紀にシャンカラが創始したヒンドゥー教の僧侶たちが作る組織のトップ、キリスト教のローマ法王のような存在)に就任する前に、中央インドに位置するヴィンディア山脈の森の中で修行をしていた時代で、非常に貴重なグル・デヴァの教えや修行法を垣間見ることができます。

グル・デヴァは、スワミ・ラーマにシュリー・ヴィディヤーと呼ばれる修養の道として、クンダリーニ・ヨーガを勧めていましたが、これはちょっと意外でした。

何故意外かと言いいますと、TM瞑想はクンダリーニとは基本的に関わらないテクニックだからです。

ただ上級テクニックになってくると、クンダリーニを目覚めさせるテクニックが加わってきますので、やはり進化を促す為には、クンダリーニを目覚めさせることが早道であることが、グル・デヴァの教えからも分かります。

この辺は是非、著書を読んで頂きたいと思います。


伝説のグル、神と一体化したニーム・カロリ・ババとの邂逅

さて、このスワミ・ラーマの本の中には、大変興味深い記事が、満載なのですが、今回のテーマに関連して、ニーム・カロリ・ババについて書かれた部分を紹介させて頂きたいと思います。

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(写真は、ニーム・カロリ・ババ、「ヒマラヤ聖者とともに」(ヒカルランド刊、スワミ・ラーマ著より)

ニーム・カロリ・ババは、1960年代後半に出版されたハーバード大学の心理学教授だったラム・ダスが書いた『ビー・ヒア・ナウ』で、大変有名になったグルです。

インド行脚中に出会い、弟子入りしたラム・ダスがLSDを1200マイクログラムという、普通ならば、とりかえしのつかないパニックに襲われ、完全に精神に異常をきたしてしまいかねない量をババに飲ませたのです。

ところがババは、なにごともなかったかのように平然とウインクをして、このように答えたといいます。

「わたしの心は、神としっかりくっついているんだ。だから平気なのさ。多くの聖者は怖がって飲まないだろう」。

ドラッグの多量服用で精神に異常をきたす人々は多いといいます。

特に、LSDのような一時的に強い作用をもつドラッグを大量にとると、バッド・トリップと呼ばれるパニック状態に陥り、地獄の苦しさで自ら死を選んでしまう人々もいると聞きます。

今から30数年前にこの「ビー・ヒア・ナウ」を読んだ時に、世の中には凄い聖者がいるものだ、と思ったものですが、ババはそのような超危険な毒物、薬物を大量にとってもまったく影響を受けないという次元に到達しているのです。

下に紹介させて頂いた本の転載部分の更に後ろに書かれているのですが、スワミ・ラーマの目の前で、ババは薬屋の男がもっていた砒素をひったくり、手のひらいっぱいの砒素を食べてしまったそうです。

薬屋の男は、ババが毒で死んでしまうと思ったそうですが、翌日になってもババはいたって普通だったと記されています。

ババは外界のことには意識がなかったと言います。そして誰かが食べ物を持ってくると必ず食べます。

それでも、すぐお腹がすくそうで、食べて5分後には「腹が減った」。

それで、ある時スワミ・ラーマが一緒にくっついて数えたら、ババはあちこちの家で、40回も食事をしたそうです。

前述のLSD、砒素の服用、そしてこの食事をしてすぐにお腹が空く、ということから分かるのは、このババのもつアグニ(消化力)の凄さです。

これまでマインドの内側を見ることで、怒りや恐怖など否定的な感情を、慈悲や至福の感情に変換できるということを当ブログ記事で何回も書いてきましたが、それどころではありません。

これは、どのような毒物でも何でも、すべてのエネルギーを光のエネルギーに変換できることを示しています。

前の記事「放射能を無害化するノーベル賞級の発見」にも書きましたが、まさに生体内原子変換。

光合成細菌などの原始生物が、セシウムなど放射性物質を無害なバリウムに変換させてしまうのと同様です。

神意識など意識が高くなってくると、このようなことが可能となります。日本だと上江洲義秀先生が可能かもしれません。

それでは、「ヒマラヤ聖者とともに」(ヒカルランド刊、スワミ・ラーマ著、伍原みかる訳)より一部転載させて頂きます。


(以下、転載開始)

驚くべき聖者ニーム・カロリ・ババ

無私は霊性の人に見られるきわだつ印(しるし)のひとつだ。

もし霊性の人とされる人物にこの資質が見られないなら、その人は真に霊性の人とは言えない。

ニーム・カロリ・ババというよく知られたマスターがおり、私がまだかなり小さい頃から親交があった。

彼は「半分こちら、半分あちら」の人だった。誰かが訪ねてくると、彼は言ったものだ。

「さあ、私はおまえに会った、おまえは私に会った。ジャ、ジャ、ジャ、ジャ」

これは「(あっちへ)行け、行け、行け、行け」という意味で、彼の口ぐせだった。
 
あるとき二人で座って話をしていると、インド一の富豪のひとりといわれる人物が訪ねてきて、インド通貨の大きな札束をつみあげた。

男は言った。「マスター、あなたのために持ってまいりました」
 
ババは札束をならべ、上に座って言った。「座るにはそれほど具合がよくない。暖炉(だんろ)はないから暖(だん)をとろうにも燃やせない。わしには使いようがない。これをわしにどうしろと?」
 
男は言った。「マスター、それはお金です!」ババはお金を返し、それで果物を買ってくるよう言った。

金持ちの男は言った。「マスター、この付近に市場はございません」

「ならなぜそれを金と呼ぶ?」ババは言った。「果物を買えんというなら、それは金でもない」

それからババは尋ねた。「何しにきた?」男は答えた。「私は頭痛持ちなのです」
 
ババは言った。「それはおまえが自分でつくったものだ。わしに何ができる?」男は訴えた。「マスター、私はあなたの助けを求めに参りました」
 
ババはやさしく言った。「よかろう、今後おまえの頭痛は一切なくなる―だが、今からお前自身が人々の頭痛の種(たね)となる。おまえはおまえの暮らす社会の頭痛の種、みじめな金持ちとなろう」

事実、彼は今でも頭痛の種である。
 
この世で快適に暮らすのに、ある程度のお金が必要な手段のひとつであるのは事実だ。

しかし必要以上に所有すれば、不幸の源となりうるのもまた事実である。金銭をためこむのは他から奪うことであり、社会に不均衡を生じる罪である。

(転載終わり)


お金を必要以上に所有することは不幸の源、社会に不均衡を生じる罪

このババと金持ちとのエピソードから、スワミ・ラーマが最後に大変有益なコメントをしていました。

「必要以上に所有すれば、不幸の源となりうるのもまた事実である。金銭をためこむのは他から奪うことであり、社会に不均衡を生じる罪である」と。

このスワミ・ラーマが指摘したことは、現在世界中で起こっていることであり、超格差社会などまさに多くの問題を引き起こしています。

アンマと呼ばれる女性聖者(シュリ・バガヴァンの妻のアンマではありません。アンマとはインドで母の意)も、スワミ・ラーマと同様にこのように語っています。(以下は、「人生を祝祭に変える法」スワーミ・ニャーナアムリターナンダ編著参照)

『現在世界には、3つのグループが存在します。

1番目が、服さえ買えない最貧困の人々で、病気になっても治療費もなく、教育費もなく、毎日どうやって暮らしていっていいか分からない、そのような人々のグループ。

2番目は、必要なものはなんとか手に入れることができるお金を少しばかり持っている人々で、貧困者へ慈悲心はあっても自分の生活のことで精一杯で、何もしてあげられない人々のグループ。

3番目は、知的で、ビジネスで富を蓄積し、自分たちが必要とするものより何倍もの物を所有しているが、そのお金を自分の快楽と幸福を満たすためのみに使う人々のグループ。

この人たちは、苦しんでいる人々のことは、気にかけません。そのような人たちは、極貧の人々の原因であり、貧しい人の富を奪い自分たちの為に蓄えています。

そのような人々は、最も貧しい人と呼べ、地獄は彼らの為にあります。』


人々の富を収奪すれば、地獄へ落ちる?!

以前の記事「幸せなお産が世界を変える&バガヴァンの教え(2)」の中で私は、このように書きました。

『西洋科学主義の根幹にあるのは、唯物論的なものの考え方です。

唯物論は、霊や神の存在を否定します。

また、この宇宙に働くカルマの法則(仏教では因果応報として知られています。)に対しては、全く無知です。

物理学では、作用と反作用として知られている法則と同様の法則が、人間の行為に対しても働いているという厳然たる事実を現代科学では知りようがありません。

自分のした行為の結果が、何日後、或いは何十年、何百年も経ってから返って来るなどということは、今の科学では解明しようがないからです。

この唯物的な考えが、どうせ人間死ねば終わり、今(今生)さえ良ければ何をしてもいい、お金さえ儲かればいい、自分や自分の家族さえ良ければいい、という刹那的で、拝金主義のエゴ・ワールドを作ってしまったのではないか。

例えば中国の共産党幹部やユニクロのようなグローバル企業のトップが労働者が汗水流してもたらした富を独り占めにしたり、ウォール街のギャンブラーたちが実体経済を滅茶苦茶にして世界中の人々の富を収奪したり、オレオレ詐欺師が老人を騙してお金を奪ったり、ハッカーがコンピューターを使ってお金を略奪したり等々。』


とこのように書いた訳ですが、現在、TPPなどグローバル化が進む中で、世界中で合法的な富の収奪が起きているのです。

合法であれば何をやっても良いというものではないのです。

神の目から見ると、上記3番目のグループの人々は詐欺、泥棒の類と一緒なのです。彼らはアンマがいうように地獄へ落ちるでしょう。


ギャンブルによる所得は、不徳

前回の記事「宝くじ高額当選ほか不労所得は不幸を招くって本当?!(1)」では、宝くじ等ギャンブルによる所得が不幸をもたらしている事実を取り上げました。

でも宝くじなど不労所得は、ギャンブルという博打行為であっても、他人の労働の果実である富を掠め取っている訳ではないので悪い行為ではないのでは?と思われる方も多いでしょう。

実際、それほど悪い行為とは思っていないのか、政府主導で現在カジノを東京に設置しようという動きがあるくらいです。

この不労所得が不幸をもたらすということを知ったのは、かなり前の話ですが、知人からある覚者が不労所得はネガティブ・カルマを作ると言っている、と聞いたからです。

色々調べてゆくと前回記事のような事例がたくさん出てくるのです。

また、自分の体験でも納得するものがありました。


母に起こった実例、株で1億円儲けたが・・・

実は、私の母は、私が小学生の頃(今から50年位前)父親がある大手企業を退職した時に受け取った数百万円を元手に株を始めたのです。

その後、バブルの頃には、その数百万円が1億円位になっていました。その後バブルが弾け、3割位減少しましたが、そのお金で7~8千万円のマンションを買ったのです。

でも、その頃、母親は慢性肝炎で入院し、最後は抗がん剤を打たれ悲惨な状態で病院で死んでゆきました。

結局、入居を楽しみにしていたマンションには入れませんでした。

病院にいる時も株価が気になっていたようで、株価が下がれば結構なストレスになっていたようです。そのストレスが原因となって病気になってしまったのかもしれません。

マンション自体のヴァストゥもあまり良くなく、相続した兄も入らず現在空き家状態です。

不労所得のことをアブク銭などと言いますが、まさに泡のような蜃気楼のようなお金です。

悪銭身につかず等といいますが、まさにそれ。


シュリ・バガヴァンによるアルタ(富、お金)についての教え

これは、前述したように、神の目から見ると、泥棒や詐欺と同じく、ギャンブル自体が良い行いではないからです。

神様が嫌う行為と言えます。

仮に、私の母親のように儲かったとしてもどこかに歪みや犠牲を強いれられる状況が出てきているはずです。

ギャンブルで損をしたらしたで、離婚や一家離散の憂き目に会う人々の数は昔から枚挙に暇がありません。

シュリ・バガヴァンは、アルタ(富、お金)についてこのように語っています。

『お金を稼ぐことはお金を作ることではありません。

宝くじでお金を得るのはアルタではありません。

何かを達成する為に働くのとは違い、単なる白昼夢のようなものです。

単なる幸運によってお金が稼げるなどと考えないでください。

単にお金の為にお金を稼ぐのは、気違いじみています。貢献と成長に向けた個人的発見があるべきです。

さもないと役に立たず、お金を得るのはパワフルに感じるという単なる傲慢さにすぎなくなります。』


ということで、まじめに働いてお金を得ようとすること、社会に貢献することを目的としてお金を稼ぐことが重要です。

昔から、「子孫に美田を残すな」という諺がありますが、これも不労所得が不幸を招くことを古人が知っていたからでしょう。

宝くじや株、FXなどのギャンブルやマルチ商法などで不労所得を得ても、良いことの為に使えば良いのではないかと思う方も多いのですが、これが中々出来ないのです。

何故かというと、そのようなお金は、世の為人の為に使おうという気持ちを起こさせないからです。

前述の不労所得はネガティブ・カルマを作ると言っていたという覚者は、不労所得で得たお金は「毒饅頭」だと言っていたそうです。

受け取る側にもネガティブ・カルマが伝わるようで、受け取る側も覚悟がいりますね。

そういう意味で、相続税など不労所得が税金で持ってゆかれるのは、決して悪いことではないのです。

(税金は、確かに無駄な処にも使われていますが、社会福祉など良いことにも沢山使われています)

また前述のニーム・カロリ・ババなら、あの大富豪からそのようなお金を受け取っても全く影響を受けることはないでしょう。

かなり辛らつな言葉ではありましたが、お金で健康でも何でも買えると思っている大金持ちへ厳しくも愛のあるメッセージを伝えたのではないでしょうか。

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プロフィール

三休さん

Author:三休さん
のブログへようこそ!

昭和28年東京都江戸川区  小松川の生まれ

都電の西荒川駅前にあ
った生家には、故赤塚不二
夫さんが下宿していました。

上の写真は、昭和30年5月石森章太郎さんが赤塚さんを訪ねてきた時のもの。

赤塚さんは、その2年後有名なトキワ荘に引越しました。

徒歩数分の石毛肉店には、私と一緒に住んでいた従姉と同じ深川高校に通う五月みどりがいて、この翌年に歌手デビュー。

生家の2軒隣にその数年後、横綱柏戸が引越してきました。

私は、その後両親が近所に建てた家に引越したのですが、3軒隣にラグビー日本代表だったターザン橋本(本名橋本晋一)氏が住んでいて息子が私と同級生。

息子H君はその後早稲田ラグビー部の主将。

私が小中学校時代に通ったラグビースクールで一緒にプレーした新日鉄釜石7連覇の立役者Mr.ラグビーと言われた松尾雄治君とその後早明戦で戦ったのには驚きました。

私も高校でラグビー部に入ったのですが、挫折。結局それが遠因で、精神世界に。

そして今に至るのですが、何が幸いするか分かりません。

もし、そのままラグビーを続けていれば、何がしかの世界で成功したかもしれませんが、失敗の人生を歩んでいた可能性があります。

真の意味での成功者とは、永遠不滅の至福の境地である「悟り」に達した人々のことであり、そこに向かって着実に前進している人々のことを言います。

(「悟り」「真の成功者」に関して詳細は、本ブログ記事「ホイットニーの死をバガヴァンの教えから考察する」等をご参照ください。)

まさに「人間万事塞翁が馬」。

趣味は瞑想です。

1977年から瞑想しています。      
基本的に24時間瞑想しています。
もちろん、座って瞑想するのも大好きです。

意識の内側へ入れば入るほ
ど、より覚醒し、より自由に
なってゆきます。

瞑想をとおして、
この世界のあらゆる楽しみ、
快楽をはるかに凌駕する
時間、空間を超えたこの
現象世界の源である
永遠不滅の純粋意識、
そしてその本質である
絶対的な自由と愛と至福を体験します。

多くの方にこの事実を体験を通
して知って頂きたいと思ってい
ます。

覚醒剤もドラッグもいりません! 

ただし、瞑想には、効果的で正しいやり方があります。

正しい角度で飛び込み、正しい泳ぎ方を身につけることで、スムースに海中深くに潜ることが出来ます。

それと同様で、効果的に効率よく、マインド(心)の内側深くに入り、究極的にはマインドを超越する方法が、正しい瞑想法です。

古来より覚者方より様々な瞑想法が、伝えられております。

マインド(心)は、永遠でもなく、真我(本当の私)ではありません。

その正体は思考であり、常に変化して止まず、幻影です。

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